今日は、割れやすい物を衝撃から保護するときに使うプチプチについて調べたいと思います。
<プチプチについて>
プチプチの一般的な呼び名は、気泡緩衝材といいます。気泡緩衝材は、1957年にアメリカの2人の技術者が簡単に清掃できる壁紙を作ろうと、紙の上に布地の模様をつけたビニールをかぶせた壁紙を開発しようとしましたが、誤って気泡が入ってしまったことから生まれたと言われています。
<プチプチにデザイン>
多くの人が、気泡緩衝材を潰して遊んだことがあるのではないでしょうか。そんな気泡緩衝材をデザインした人がいます。それはプロダクトデザイナー・アートディレクターの秋山乃佑さんです。
秋山さんは、プチプチの一粒一粒に金魚をデザインしました。金魚をデザインしたのは、「プチプチの潰したくなる部分に生命・愛着・傷つけることに抵抗感を持つモチーフの金魚を印刷するだけで、消耗品に対する人々の意識に影響を与えられるのではないか。」という考えがあったからだそうです。
確かに、初めてこのプチプチを見たときに「潰すのはもったいないなあ、」と思いました。秋山さんのいう、消耗品に対する人々の意識に影響を与える、ということを正に今自分自身の身を持って感じました。秋山さんのような「デザインしたことでどうなるか」というところまでしっかり考えてデザインできるデザイナーを目指していきたいと思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿