鳥獣人物戯画絵巻
日本最古の漫画で国宝になっています。構成は、甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻からなっています。これらはすべて同じ人物に描かれたわけではなく、継ぎ接ぎでつくられたものです。また、この絵巻は、何の目的でいつの時代にどこから高山寺に伝えられたのかなど詳しいことはわかっていません。
絵巻の大まかな内容としては、人々の礼儀や祭礼などの様子を擬人化された動物たちでユーモアに描いたものです。
これは絵巻の一部です。このシーンは誰もが一度は見たことがあると思います。私も高校の美術の授業で、このシーンを実際に墨を使って描きました。実際に描いてみると、筆の腹(筆先より上の太い束の部分)はほとんど使わずに、筆先だけで描きました。素早く描かないと、墨が滲んでしまうのでスピード命でした。
このシーンは絵巻で見ることはもちろんなのですが、最近では手ぬぐいや団扇などに印刷されて商品として世に出ています。私も欲しいなと思ったものでTシャツの下半分にこの絵が描かれているものがありました。Design Tshirts Store graniphというお店に売っているので気になる人は見てみてください。笑
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