2015年8月29日土曜日

小倉ヒラク

今回は、本を見てはじめて知った醗酵デザイナーの小倉ヒラクさんについて調べてみたいと思います。

小倉ヒラク
-Hiraku Ogura-

2000年頃 美大受験を断念し早稲田大学進学。10代終わりに一人旅、パリで絵描き修行。
2007年 無職で卒業、借金をしてゲストハウスを始める。
2008〜2010年 スキンケア会社「きゅらいず美養品」入社。
2010〜2012年 独立
2012〜2014年 合同会社++(たすたす)を設立。
2014年〜 再び独立。本格的に微生物の研究スタート。

職柄:アートディレクター、醗酵デザイナー、など

<醗酵デザイナーになったきっかけ>
趣味で発酵物ができる仕組みを研究するうちに発醗酵造メーカーのアートディレクションやアニメなどの制作を手がけ、デザインの技術と微生物研究家の知識が合体して醗酵デザイナーとなりました。

<醗酵デザイナーとしての仕事>
これは小倉さんがアートディレクション・デザインを手がけた「甲州やまご味噌」です。
小倉さんの仕事は、デザインをするだけではなくその商品の埋もれていた価値を掘り起こすことだそうです。この味噌では、独自の味があることをテスト、リサーチ作業を行い裏付けを行いました。

デザインだけではなく、醗酵の面からも商品をデザインしていく方向性が新しいなと思いました。

2015年8月27日木曜日

森本千絵

今回は、本屋さんでデザインの本を見ていたときに森本千絵さんの本をよく見かけ気になったので調べてみたいと思います。

森本千絵
-Chie Morimoto-

コミュニケーションディレクター、アートディレクター
武蔵野美術大学卒業後、1999年に博報堂入社。2006年 最年少で東京ADC会員。2007年 独立し、goen°を設立。goen°は「出逢いを発明する。夢をカタチにし、人をつなげていく。」ための集団。デザイナーや写真家の方などと活動し、「京都goen°」「九州goen°」などのen°仲間を拡大中です。

<作品・仕事>
 森本さんの仕事の中には、Mr.Childrenやゆず、大塚愛などの多くのミュージシャンのPVやジャケットなどのアートワークを手がけています。
これは、アートワークを手がけたAKBのCDジャケットです。桜の木になろうの曲名にもある桜をイメージしたような薄いピンクと、女の子の柔らかい雰囲気が合っていてAKBのイメージを崩さずアーティストの良さを引き立てているように思います。
この画像はCMで見たことのある人も多いと思います。これは実際に大きなノートを町中に用意し、車を走らせた大掛かりなCMとなっています。森本さんは、費用がかかることでも自分の中にあるイメージを表に出し、表現します。他にも多くのCMを手がけていますが、どれもCGを使うのではなく実際に作り上げて撮影しているものが多いので気になった人は見てみてください。きっと規模の大きさにびっくりすると思います。笑

男性の多いデザイン業界の中で活躍されている森本さんは、表現の仕方も力強く妥協のない仕事への姿勢が大切だと思いました。また、CGを使うのと実際に作るのとで、どちらを選んで作品を作り上げていくかはその作品の何を表現したいかによって変えているんだと改めてわかりました。



2015年8月26日水曜日

寄藤文平

今回は久しぶりに面白い駅の注意事項が書かれたポスターを見て、そのポスターを描いた人が気になったので調べてみようと思います。

寄藤文平
-Bunpei Yorifuji-

武蔵野美術大学資格伝達デザイン学科中退後、2000年に有限会社文平銀座を設立。
2008年には第39回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。

広告やプロジェクトのアートディレクション、本や雑誌のアディトリアルデザインを中心に活動しています。

<作品>

この広告を見たことがある人は多いと思います。これは誰もが一度は電車に乗っている時や駅のホームで経験したことのあるような、迷惑行為を注意する広告です。どの広告もメガネをかけている男性が迷惑そうにしています。「家でやろう。」というフレーズと一コマの絵で注意を促しています。黄色と黒の配色で、注意を引いています。

この広告は町の中でも目にしたことがあるかと思いますが、CMでも流れていました。細かい説明はないもののタバコを吸うときに気遣わなければならないことをこのCMで気付かされた人も多いのではないかと思います。

また、この広告では有名な絵画を寄藤さんの絵で描きCMになったものです。このCMは私がまだ小さいころに見て印象に強く残っていたので、寄藤さんの作品だったと知り驚きました。端的なタッチだからこそ小さかった私にも印象に残っていたのだと思いました。





2015年8月25日火曜日

胡粉ネイル

今回は、たまたまお店で見かけて気になった胡粉ネイルについて調べていきたいと思います。

胡粉ネイル

上羽絵惣は、京都で1751年創業した日本最古の絵具屋です。その上羽絵惣の胡粉ネイルは、ホタテの貝殻を微粉末にしたものから作られる白色の顔料で、日本画の下絵に使用したり、お雛様や寺社仏閣の壁面にも用いられる重要な絵具を混ぜ込んだものです。天然素材を使ったネイルなので、ネイル独特のキツイ匂いや爪を傷めることを軽減しています。

胡粉ネイルのパッケージは統一で中心に狐がデザインされています。


日本最古の絵具屋らしい日本昔ながらの深い色合いのパッケージです。またネイルの色の種類のも「和色」という種類があるほど日本の色を中心に扱っています。また、ネイル一つ一つの名前も日本ならではで、真っ白な「胡粉」をはじめ、鮮やかな朱色の「鮮紅朱」、黒い漆を塗ったような「漆黒」など日本を感じる名前が付いています。
胡粉ネイルは、素材からネーミングまで”日本”とういうコンセプトでデザインが統一されているため日本のものを集めている人には特におすすめです!

2015年8月20日木曜日

山口晃

今回は、本屋さんでたまたま本を見つけて気になった山口晃さんについて調べたいと思います。

山口晃
-Akira Yamaguti-

日本画家、現代美術家
私立美術大学を1年で中退し、1994年東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1996年東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了

<作品>
日本独特の浮世絵のようなタッチで描かれるのが山口さんの特徴です。
現代の東京の風景を浮世絵のような画風で仕上げています。ビルやアスファルトも山口さんの手にかかれば、まるで昔からあったかのようです。

最近新しい画集を発表したのですが、その画集の中には水墨画のようなタッチで現代の漫画のような物語を掲載しています。他にも今までに見たことないような現代画が載っているので気になる人は見てみてください。

2015年8月19日水曜日

御守りデザイン

今回は、テレビで御守りを多く紹介している番組があり、御守りのデザインを調べていたら気になるデザインがあったので調べたいと思います。

気になるデザインがあったのは芝大神宮(しばだいじんぐう)です。芝大神宮は、東京都内にある神社です。

<芝大神宮の御守り>

芝大神宮の御守りで有名なものが三つほどありますが、今回はこの千木筥(ちぎばこ)についてです。
千木筥の「千木」とは、神社の屋根の上に交差して突き出た板のことで、もともとはその余材で作られたことからこの名前が付きました。神社の屋根の材料で作られているため、とても縁起の良いものだそうです。この御守りは、縁結びのご利益から女性に人気だそうです。この御守りが手に入るのは「だらだら祭り」の時だけでお祭りの最後にはいつも売り切れてしまうレアなものだそうです。
鮮やかな紫と緑、白で草花だけをシンプルにデザインされていて神社に訪れそうな大人の女性の方や観光客の方をターゲットに作られているように思います。また神社の素材を使って作られているので縁起が良いのも素材を活かしたデザインだと思います。

2015年8月14日金曜日

米津玄師

今回は、ミュージシャンをはじめとした多くの職業を持ち、その全ての仕事を自ら手がけている米津玄師さんについて調べたいと思います。

米津玄師
-Kensi Yonedu-

職業:シンガーソングライター、ギタリスト、ボーカリスト、イラストレーター、ビデオグラファー、など
米津さんは曲を作る事と中心に活動しており、はじめは自分が作詞作曲をした曲を自分では歌わずにボーカロイドに歌わせていました。(そのころの名義はハチ)2012年に本名の米津玄師名義で、自らボーカルを務めアルバムを発表しました。曲のMVやアートワークまで独りで手がけています。
これは「vivi」という曲のMVで、作詞作曲から絵、アートワークを全て手がけています。そのあとに手がけたのが「アイネクライネ」という曲です。
この二つのMVを順に見ていくと絵が綺麗により感情がわかりやすくなっています。どちらもyYouTubeに載っているので気になる人は見てみてください。

このような絵やアートワークは、Twitterなどに描かれる過程などが載っています。

私は将来デザイナーとしてアートワークを手がけたいと思っているので、若いクリエイターの方の考え方を理解して自分に役立てられるようにより多くのクリエイターの方を調べていきたいと思います。


2015年8月13日木曜日

原神一

今回は、テレビで紹介されていた原神一さんについて調べたいと思います。

原神一
-Shiniti Hara-

現代美術家・アートディレクター
東京デザイナー学院グラフィックデザイン科卒業
1985にミュージック・グラフィックデザインのオフィス、RICE co.,ltdを設立し多くの有名ミュージシャンのCDジャケットやグラフィックワークを手がけています。
アートディレクションを手がけたアーティストは、浜崎あゆみ、GLAY、KinkiKids、矢沢永吉、安室奈美恵…etc

アートディレクターとしての仕事はこれまでに多く手がけているのですが、その他にも現代美術家としても多くの作品を発表しています。その作品の一部がこちらです。
この写真は個展の様子なので作品が切れて見えてしまっています。この写真でわかるように、一つの作品が横に長いものが多く大きい事と自由に構成された筆使いが原さんの作品の特徴だと思われます。また、作品を完成させる過程で下書きをしないで書き上げており、書く前にだいたいのイメージだけで作品を描き始めるそうです。作品の細部を近くで見てみるとわかるのですが、筆以外にもスポンジや手、独自に作り上げた箒で作った巨大な筆などを駆使して作品を完成させています。これは、自分の思い描いたイメージをより表現してくれるもので描きたいという原さんの思いから、様々な道具を使用しているようです。
この写真でもそうなのですが原さんは、ほとんどTシャツは白いものしか持っていないようです。笑

原さんを調べてみて自分のやりたい事を仕事として活躍されている方だと思いますます興味が湧きました。また、同じ東京デザイナー学院に通っていた先輩だった事にも驚きました。私も原さんのように長く活躍できるデザイナーを目指して努力したいと思います。

2015年8月12日水曜日

長谷寺

今回は、家族旅行で訪れた長谷寺で気になったデザイン物を紹介したいと思います。

長谷寺
-Hasedera-

神奈川県鎌倉市にある寺院。多くの花が一年を通して見ることができます。特に紫陽花が有名で、歩いて見れる場所もあります。

長谷寺でデザインとして気になったものは二つあります。一つは、このパンフレットです。
一番上にある紺色のパンフレットが日本語で書かれたもので、深緑が英語、えんじ色が韓国語、からし色が中国語です。色分けがしてあり一目で違いがわかるようになっています。全体的な配色も日本ならでわの着物によく使われる深い色合いのものを使用しています。日本のお寺に来る人は、日本独特のものを欲しがっていると思うので考えられたパンフレットだと思いました。

二つ目は、この真ん中にある的のような寺紋です。
皆さんはこの寺紋を見たときにただの「模様」だと思うと思います。私も最初この寺紋を見たとき模様やマークだと思いました。どんな意味があるのか気になったので、お寺の方に話を聞いたところ、この模様に見えていたものは文字だったのです。この模様は、お寺にある仏像を表すための文字で、よくお寺の古い書物に書かれているような文字を模様のように変形させたものだそうです。長谷寺の寺紋は、タイポグラフィーがされたデザイン物だったことに驚きました。

かき氷の書体

今回は、夏によく食べるかき氷のカップのデザインについて書きたいと思います。カップのデザインと言っても今回は氷という文字について調べてみようと思います。


呼び名が異なるかもしれませんが、かき氷の氷に使われる書体は「ひげ文字」と言うようです。このひげ文字が使われるものの多くは、かき氷・提灯・のれんなどがあります。どれも古くから日本にあり馴染みのあるものだと思います。
いつもなら冷たいものを食べたいと思わないような人でも、この氷の文字の旗と夏の暑さが合わさって食べたくなったりしたことがあると思います。それはきっと、日本人の中にある馴染みから来る懐かしさも一役買っているのだと思います。
この文字は、文字の隙間が狭くなるように書かれていると思いますがそれには「人の繋がりが多くお店が狭くなりお店が繁盛するように」との意味が含まれているとも言われています。また、文字の名前にもなっている文字の端のひげはすべて上向きになっており「お店の売り上げや運が上がるように」との意味も込められているようです。

2015年8月5日水曜日

佐野研二郎2

今回は昨日の続きで佐野研二郎さんの仕事・作品について書きたいと思います。

昔の仕事で皆さんもよく見かける佐野さん有名なデザインと言ったらこれではないかいと思います。TBSのキャラクターです。このキャラクターを作る際に佐野さんは、「普通にキャラクターを作るのではなくそれを見てTBSとわかるようにしないと」と思ったそうで、TBSのBがブタの鼻に見え最初は迷ったそうですが、このキャラクターが生まれたそうです。

最近よくテレビで佐野さんの名前を聞くと思います。それもそのはず!2020年東京オリンピックのエンブレムをデザインした方なのです。エンブレムが発表されたすぐに盗作疑惑が出ましたが、今は佐野さんの会見でデザインの過程や後々発表しようとしていた東京2020オリジナルの書体を用いて説明を行いました。


最近の作品でもう一つ。テレビのCMや電車の中の広告で見かけたことがある人もいるかもしれませんが、サントリーのALL-FREEのキャンペーンでポイントを集めると、佐野さんのデザインした30種類のトートバックがもらえると言うものです。全てのデザインは見てないないのですが、どれも佐野さんらしい、どこか癒されるデザインで選ぶのに苦労しそうだなと思いました。笑 お酒の飲める人はぜひ応募してみてください。!


2015年8月4日火曜日

佐野研二郎

今回は、誰でも一度は目にしたことのあるデザインを数多く生み出している佐野研二郎さんについて書きたいと思います。

佐野研二郎
-Kenjiro Sano-

アートディレクター、グラフィックデザイナー
1996年 多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後株式会社博報堂に入社
現在はHAKUHODO DESIGN勤務
2000〜05年 NY ADC賞
2002年 東京TDC賞 JAGDA新人賞 東京ADC賞(03年)
2005年 NY FESTIVAL      ...etc

2004年にはNY ADCグラフィックデザイン部門の審査員を務めていました。東京ADC、東京TDC、JAGDA会員。

<作品>
多くの作品があるのですが、今回は私の出身地にある日光江戸村のキャラクターをデザインしているのでそのキャラクターを紹介します。
日光江戸村キャラクター ニャンまげ
江戸の街並みには不似合いな存在感は、遠くからでも目立つようにデザインされているとのことです。「ニャンまげに飛びつこう」というテレビコマーシャルで人気を呼びました。ちなみに今では飛びつくことは危険防止の観点からお断りしているようです。笑

明日は佐野さんの最近の作品と古い作品を紹介したいと思います。