2015年5月29日金曜日

ユニクロ ロゴデザイン

今日はたまたまユニクロに行ったのですが、前から「ユニクロのロゴってどうしてこんなにシンプルなんだろう」と思っていました。そこで今回は、ユニクロのロゴのデザインとそれに秘められた意味を調べてみようと思います。

 ユニクロ


ユニクロの由来
ユニーク(UNIQUE=独自の)・クロージング(CLOTHING=衣類)・ウェアハウス(WAREHOUSE=倉庫)の略です。「他では買うことのできない良いカジュアルファッションを、お客様が自由に選び買うことができるブランド」という意味が込められています。

なぜ「UNICLO」ではなく「UNIQULO」なのか?
これは、1988年に香港で合弁会社を設立した際に誤って「C」を「Q」としてしまったのがきっかけでした。そして、それを見た代表取締役会長兼社長の柳井氏が「Q」の方がかっこいいと気に入り、そのまま採用されました。

現在のロゴマークは2代目
ベースカラーがワインレッドから赤に変更されました。これは、店舗のクリエイティブディレクションを担当した*佐藤可士和氏が作成したものです。

*佐藤 可士和
-Kashiwa Satou-
クリエイティブディレクター、アートディレクター、グラフィックデザイナー

御茶ノ水美術学院を経て玉美術大学美術学部グラフィックデザイン科卒業
株式会社博報堂に入社
2000年 独立 「株式会社サムライ」を設立

主な仕事:ホンダスッテプワゴンのTVCF, SMAPなどのアートワーク、セブンイレブンのブランディング、幼稚園や大学、病院のブランディング、キリンビール等の商品開発から広告キャンペーン...etc...
数々の有名なデザインを手がけています。

ロゴデザインの由来を調べるまでは、「C」が「Q」になっていることにあまり違和感をかんじていなかったので驚きました。それと同時に、Qになった理由がまさかのかっこいいだったので、ロゴのデザインは意味合いもそうですが、直感で感じたことを取り入れることが大切だと思いました。



2015年5月28日木曜日

鈴木功

最近タイポグラフィーの授業をうけていて書体を書く課題をすることが多くなりました。そんなこともあってか、テレビを見ていると書体デザイナーを紹介している番組があり気になったので、その時に紹介していた鈴木功さんについて自分でも調べてみようと思います。

 鈴木 功
      -Suzuki Isao-

1991年 愛知県立芸術大学デザイン科を卒業
1933年〜2000年 アドビシステムズ株式会社に勤務
2001年 タイププロジェクトを設立。「AXIS」誌リニューアルのためAXIS Font を発表
2002年 ポーラ美術館のサイン用書体を製作
2003年、2008年にAXIS Fontシリーズでグッドデザイン賞を受賞
2009年 ドライバーズフォントでグッとデザイン・フロンティアデザイン賞を受賞
愛知県立芸術大学非常勤講師を務めています。

代表的な作品:AXIS Font


コンセプト:読者の目になじんだ誌面の印象が大きく変わらないようにしました。ウエイトのバリエーションは、「見出しには太いウエイト」というセオリーを破り極細ウエイトを念願におきました。(Type Projectより引用)

コンセプトの通りとても細身の書体で、白紙に入力するとシンプルで風通しの良いまとまりのある文になるので、伝えたい内容がすんなり入ってくるような書体だと思いました。

鈴木さんは、AXIS Fontだけでなく様々な書体をフリーハンドで書き上げていきます。私も授業で書体を書いているもののまだ上手く書けないので、鈴木さんのようにフリーハンドすぐに書けるように努力しようと思います。



2015年5月27日水曜日

丸山敬太

テレビを見ていたときに丸山敬太さんを紹介していて気になり、詳しく知りたいと思い調べてみることにしました。

 丸山 敬太
-Keita Mruyama-

1987年 文化服飾学院ファッション工科・アパレルデザイン科卒業後、「BIGI」グループの一ブランドのアシスタントデザイナーに就任。同年に「キャトルセゾン」に入社
1990年 フリーデザイナーとして活動
1994年 初参加の秋冬東京コレクションで自らのブランド「KEITA MARUYAMA」で発表
1996年 第14回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞を受賞
1997年 パリコレクション進出
1999年 「ケイタ マルヤマ キモノコレクション」をスタート
2008年 藤巻幸大と共に株式会社テトラスターを設立、ブランドを展開

ファッションデザイナーとして名古屋学芸大学ファッション造形学科の特別講師も務めています。

主な作品:「ヘルタースケルター」ドレスデザイン、「DREAMS COME TRUE」衣装、JALの制服デザイン、etc...

ファッションデザインの他にも、インテリアデザインや雑貨デザインも手がけています。

丸山さんについて調べてみて、テレビで見た内容だけでは分からなかった丸山さんの手がける作品を知ることができました。また、ファッションデザイン業会では有名な方だと知り、自分のデザイナーさんを知る視野の狭さを思い知ったので、もっとデザイナーさんを知っていこうと思います。


2015年5月22日金曜日

日本に昔からある襖について調べていたとき、気になるデザインの襖があったので、その襖のデザインについてとデザイナーについて調べてみたいと思います。

 襖
まずは、襖についてです。襖は、木などでできた骨組みに紙や布を貼ったものでそれに縁や引き手を付けたものです。日本家屋の和室の仕切りに使われています。

今回私が気になったデザインを見つけたのは、襖絵デザインコンペティションの作品を見ていたときです。そのデザインがこちらです↓
     「SUMI”墨”」
この襖をデザインされたのは、前出勝人さんです。

前出 勝人
-Katsuto Maede-
1980年 株式会社キューブプランニング設立
1991年 株式会社オフィスクラフト設立
2005年にフリーランスとなり、前出勝人デザイン事務所設立。多くのブランディングデザイン(ユーザーに与える総合体験の全てを正しく演出し、価値を作り上げること)やロゴマーク、環境グラフィックなどを手がけています。また、筆文字、手書きによるdローイングを得意としています。
主な作品:表参道(東京メトロ内)フードコート サインデザイン、三井住友海上 パンフレットデザイン、etc...

この襖のデザインは、他の襖のデザインに比べてとてもシンプルで、色も一色しか使っていません。また他の作品と大きく違う点は、引き手の部分がデザインの線に合わせて少し斜めになっているところです。引き手がデザインの邪魔にならないようにさりげなくデザインされているのを見ると、”襖に”デザインしているのではなく、”襖を”デザインしているなと感じます。そのような点が、他の作品とは違くて気になったのかと思います。


2015年5月21日木曜日

椀・碗

今日は、椀のデザインとそれをデザインするデザイナーについて
調べてみたいと思います。

椀・碗

椀:木製のもの
碗:陶磁器製のもの

<椀・碗のデザイナー>

椀のデザインをしているデザイナーは多くいますが、今回私が注目したのは 森正洋さん です。

森 正洋
-Masahiro Mori-

・1960年に第1回グッドデザイン賞を受賞した「G型しょうゆさし」を筆頭に、数々の国際的なデザイン賞を受賞しています。
・1978年白山陶器退社 森正洋産業デザイン研究所設立

評価されるデザインよりも、人々から愛され続けるデザインの製品を世に送り続けています。

<森正洋のデザイン>

森正洋さんのデザインの特徴

・普通の茶碗よりも大きめ
一般的な茶碗が直径12㎝、平形めし茶碗の直径は、15㎝。径が大きく平らな形をしています。
・安定感のあるフォルム
茶碗の縁と底に指を当てると、ちょうど片手に収まる大きさ。持った時に安定します。
・豊富な色柄バリエーション
300種類にも及びます。

私が気になったデザイン↓
フォルムが手で持ちやすく包み込み易いデザインになっているところや、シンプルな色合いや質感がどんな食材を入れてもなじみ易そうだなと思ったところが気になったポイントです。










2015年5月20日水曜日

森 俊博

今日は、森俊博さんの個展に行ったので森俊博さんについて調べたいと思います。

森 俊博
- Toshihiro Mori -


グラフィックデザイナー・イラストレーター
アナログな線画とグラフィカルな要素を組み合わせ、スタイリッシュでありながら人間味を感じさせる独自の世界観を構築。
バンド、モーモールルギャバンやGOOD ON THE REELなどの様々なアートワーク・デザインを手がけています。
↓モーモールルギャバン   ↓GOOD ON THE REEL

アパレル・プロダクトを中心とした自身のブランド”motograph"を展開しています。

他にも、最近ではLINEのクリエイターズスタンプで4種類のスタンプを販売しています。これはそのうちの1つです。

作品はどれも細かく、特に動物や植物の質感や重力を感じさせるタッチが見るものを引きつけるような気がします。また、独特な色の配色で自然や人の絵が描かれているものでも普通なら有り得無い色を使ったりします。

<まとめ・感想>

2015.5.15~5.20まで行われていた森 俊博さんの個展に行って、作品を作り出す時のアイディアの出し方やまとめ方、森さん自身の作品の見せ方などを知ることができました。最近は、時間が無いからと言って個展に行っていませんでしたが、今回個展を見て学ぶことが多かったのでこれからは、もっとたくさんの個展に行こうと思います。




2015年5月16日土曜日

日本の民家の床として長年使われてきた畳。ですが、最近の日本の民家は、洋風化が進んでいてフローリングが主流になってきています。そんな中、畳を普及させるためにどの様なデザインがされているのか調べてみたいと思います。



イグサを編み込んでできた敷物状の畳み表でくるんでつくります。縁には畳み表を止めるためと装飾を兼ねて、畳縁(たたみべり)と呼ばれる帯状の布を縫いつけますが、一部縁が無いものもあります。

<最近のデザイン>

最近は、家の雰囲気に合わせて材質や色合いを変えてるデザインが増えています。また、形にも変化があり、前は長方形が主流でしたが最近では、正方形や円型など多くデザインされています。

他にも、建築デザイン事務所「noiz」と宮城・石巻市の畳会社「草新舎」が、高度な職人技とコンピューターアルゴイズムの融合で、無数のデザインパターンをもつ畳を生み出しました。その中でも今回は、「ヴァロノイ図」を使ったデザインに注目してみたいと思います。

<ヴァロノイ図>

分割される領域一つひとつが異なる形状でデザインされています。分割されたそれぞれの畳には、縁が付いていません。

<まとめ>

日本でしか使われていない畳文化が今では衰退していて、それを食い止めるためにデザイナーの力を使って今に畳を残していることを改めて知りました。

2015年5月14日木曜日

日本人なら誰しもが使うお箸。
今日はそのお箸のデザインについて調べてみたいと思います。


材質や形状などは様々ですが、同じ長さの2本の棒状の物が一組になっている。

<使われている地域>
東アジア地域を中心に広く用いられています。(世界の約3割が箸、4割が手、残り3割がナイフ・フォーク・スプーン)

<材料>
材料は主に木・竹・金属・プラスチック・象牙などがあります。

<種類>
もともと2つに分かれている箸と自分で割る割り箸があります。
割り箸の種類↓

割りやすい様に箸の端だけがくっついたままのデザインが主流です。

<デザイン>
見た目のデザインや箸としての機能性が高くデザインされている物があります。
これは、まつかん(箸メーカー)が*佐藤オオキさんのデザインのもと
制作したものです。↓
*佐藤オオキさん・・・デザイナー・建築家
デザインオフィス「nendo(ネンド)」代表

上半分は「rasen」下半分は「kamiai」
どちらも箸が組み合わさって一本になるというデザインです。

他にも箸とスプーンやフォークが一体化したデザインのものや、お弁当と一緒に持ち歩きやすい様に分解できるデザインのものもあります。

<まとめ>
いつも使っていることもあって、日頃から細かいデザインに接しているんだなと思いました。また、調べてみるとたくさんの使ってみたいと思えるデザインが多く、自分でも箸をデザインしてみたくなりました。







2015年5月13日水曜日

雨が降ると当たり前のように多くの人がさす傘。
私も当たり前のように雨が降ったら傘をさしていました。ですが、傘をさしているときはいつも『どうしてこんなに便利なんだろう』と思っていました。なので今回は、
傘のデザインや便利さを調べてみたいと思います。


雨や雪、日光などが直接体に当たらないように、頭の上に広げて差すものです。竹や金属などの骨に紙や布などを貼り、開閉できるようにしたものです。

<傘の構造>

雨傘や日傘などに区別なく、ほとんどの物が全体を支える中棒、全体を覆う傘布、傘布を支える骨によって構成されています。

<傘の種類とデザイン>

傘には、雨傘・日傘と大まかに2つの種類に別けられます。また、形状も長傘・折りたたみ傘に別けられます。
傘の構造からもわかる様に、持ち歩きしやすい様に開閉できます。そしてここにも閉じたときにしっかり止められる下ハジキという物がデザインされています。また、開いたときにその位置に止められる様に上ハジキという物もデザインされています。当たり前にこれらを使っていますが、なかったらと思うととても不便です。
形状では、持ちやすさや機能性という面で優れたデザインがなされています。特に折りたたみ傘は、雨が降るか降らないか曖昧なときに持っていても邪魔にならないよう小さく折りたためる形になっています。また、折りたためるようになっても大きさが小さくならない様に骨部分が何度かに分かれて折りたためる物もあります。

<まとめ>

普段当たり前に使いすぎていて気付かなかった傘の細かいデザインや機能性を改めて知れて、傘の様な細かいところに便利さが詰まっているデザインをしてみたいな思いました。

2015年5月8日金曜日

看板

道の途中や駅の中など、私たちの周りに必ずと言っていいほど目にする看板。いつもは見逃してしまいがちですが今回は、看板のデザインについて調べてみたいと思います。

看板

宣伝・広告等のために使われる板状のもの。
見るものに対し、何らかの情報を伝えるための表示物。

<看板の目的>
看板を掲示する場所に存在する店舗や会社の名称の掲示、一般の広告目的が主
と考えられますが、順路・避難路などの表示、注意のための看板などの目的があります。

<看板アート>
看板自体を美術作品として制作することもあります。看板芸術、看板アートなどと呼ぶことができます。

<看板のデザイン>
形は、四角いものが多いですが、それに限らずさまざまな形があります。ある程度小さいデザインのものを表札と呼びます。
ほとんどのものが表面に文字が記載されています。それに加えて、絵・写真なども表示されることが主です。これらのデザインは、いずれも目立つことを目的にデザインされていることが多いです。その店舗や会社などのイメージをまとめて見る者の印象に残るようにデザインされています。そのため、文字一つをとってもデザイナーの手が細かく加えられているのです。

まとめ

いつも電車に乗っているときや外を歩いているときにたくさんの看板を見ていてあまり考える事はありませんでした。ですが、授業を受けていて看板や広告に載っている文字一つにもデザイナーの手が細かく加えられている事を知って最近は、どのように手が加えられているのか元はどんな形だったか考えるようになりました。
これからはもっとたくさんのデザインをみて自分に活かせるようにしていきたいと思います。


2015年5月7日木曜日

ペットボトル

私たちの周りに当たり前にあるペットボトル。
毎日のように使っているのに誰がいつ頃作ったのかを
私は考えたことがありませんでした。

ペットボトル

1967年にデュポン社の米国人科学者ナサニエル・ワイエスが炭酸飲料向けにプラスチック容器の開発を始めました。
約9割は飲料用容器に利用されています。他には、調味料・化粧品・医薬品などの容器にも用いられています。

日本で初めて容器がデザインされ使用することを認められたのは、キッコーマンと吉野工業所が1977年に醤油の容器を開発したものです。
1982年に飲料用に使用することが認められました。

<主なデザイン>
色:日本ではペットボトルのリサイクルを考慮し、全て無色透明になっています。
(今度買うときは気にしてみてください!)
形状:凸半球型(従来型・炭酸用)・丸型(炭酸用)・角型(無炭酸用)に大きく分けられます。
キャップ:ホット(オレンジ色)・コールド(製造元によって違う。オレンジ色以外)

<他にも>
各メーカーごとにペットボトルをすべてデザインしているところもあります。また、どこのメーカー・製造元なのかが分かるようにペットボトルの底にマークが付いていることもあります。


まとめ
いつも何気なく買って飲んでいましたが改めてペットボトルについて調べてみるとたくさんのデザインやその意味などがわかりました。また、最近では見た目のデザインだけでなく持ち易さや使用した後のリサイクルの便利さがデザインされていることにも気付けました。


2015年5月6日水曜日

雷神風神の模作

水道橋駅近くのラーメン屋に行ったときのことです。
内装は木をふんだんに使っていてオレンジ系の照明が使われていました。私が座ったカウンターの目の前には、額縁に入れられた雷神風神の模作が飾ってありました。
それがこちらです。↓

俵屋 宗達という江戸時代の画家が描いたものが有名で、この絵もまた多くの画家によって模作・模写された作品だと思われます。

<俵屋 宗達>
たわらや そうたつ
生没年不詳
江戸時代初期の画家
通称:野々村 宗達

京都で「俵屋」という絵屋と呼ばれた絵画工房を率い、扇絵を中心とした屏風絵や料紙の下絵など、紙製品全般の装飾を制作したいた。

<雷神風神図>
宗達の代表作で最高傑作と言われています。紙本金地着色で国宝にもなっています。ですが、江戸時代にはあまり知られておらず、作品についての記録や言及した文献は残されていないようです。
宗達は、元来赤で描かれる雷神の色を風神との色味のバランスを取るため白に、青い体の風神を同じ理由で緑に変える等の工夫を凝らし、独創的に仕上げています。
 
<まとめ>
雷神風神図を改めて調べてみて、今ではとても有名なこの絵も制作された当初はまったく知られていなかったことや、俵屋宗達が色のバランスを考え本来の色と変えていることを知りました。また、ラーメン屋の雰囲気にもこの風神雷神図が合っていてお店全体のバランスが取れていて良くデザインされていると思いました。